読書日記~『部長、その恋愛はセクハラです!』
こんにちは!
megurikuriです。
昨日は妊婦健診に行って来ました。
初めて“NST(ノンストレステスト)”を受けましたよo(^o^)o
お腹に器具を付け、40分ほど赤ちゃんの心拍数と胎動をモニタリングするというもの。
お母さんは楽~な体勢で雑誌など読んでいてOK。
最初は寝てようかな、と目論んでいた私。
しかし、看護師さんから「胎動を感じたら押すスイッチ」を渡されたので、家から持参した本を読みながらポチポチしておりました。
赤ちゃんは始めは寝ていたようで、スイッチの出番はなく読書がすすむ…。
後半になって目覚めたようで、動く音(ずごご…!!みたいな)とともに胎動が感じられたのでポチポチ…!
意識して胎動を感じようとすることも少ないので、ゆっくり向き合える時間でした。
さてさて、この時に読んでいた本は、
『部長、その恋愛はセクハラです!』(牟田和恵/集英社)
雑誌の書評で、面白そうだな~とピックアップした本の1冊です。
まずタイトルに「ん?」となりますよね。
なぜ恋愛なのに、セクハラなのかと。
まず、職場や学校で起こるセクハラは「セクハラ防止マニュアル」などの事例と違うということ。
女性はなぜノーと言わないのか?
男性はなぜ女性のノーのサインに気づかないのか?
著者の牟田さんは、外側から見えにくいセクハラの内情、現実味あるセクハラの現れ方や対処方法をこの本で詳しく解説されています。
セクハラで訴えられる男性の「合意だと思った」「理不尽だ!」という、“気づけない”理由にも着目して予防レッスンもされている本書。
特に「嫌がっているようには見えなかった」というような“鈍感はセクハラの免責にはならない”という言葉は重いなと。
本のタイトルにもなっている「恋愛」も、実際に恋愛している「リアル系」と、男性側が勘違いしてしまう「妄想系」の2つに分けて解説されています。
最初は双方に恋愛感情があっても、男性と女性の立場が違い(例えば社員と派遣社員、上司と新入社員、教師と生徒など)、かつ女性側に負担が大きい関係はセクハラ問題になる可能性もあると。
セクハラは男性から女性へのみ発生するものではなく、逆もパターンもあると思います。
または同性間でも、気づかないうちにそのような言動があったり。
大事なのは、
相手に敬意を持って接すること。
セクハラ人間になりたくなければ相手に対してセンシティブになること。
でしょうか。
部下や生徒を持つ人、人事関係の部署で働く人、そしてセクハラに悩む人。
年齢や性別に関係なく、相手や自分の一生を変えてしまうかもしれない“セクハラ”について学ぶことが出来る本書。
男性にとっては触れたくない話題かもしれませんが、読んでおいたほうが良い一冊ではないかと思います(*^_^*)
グレーゾーンなことが多いセクハラ問題。
実際にセクハラが起こったとき、当事者、第三者の一人一人が逃げずにセクハラについて真剣に向き合うことが大切だと心に刻みました。