読書日記~『大丈夫やで ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし』~
おはようございます!
megurikuriです。
今読んでおきたい本を引き続き読んでいます(о´∀`о)
今回読んだ本はこちら。
『大丈夫やで ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし』(坂本フジヱ/産業編集センター)
読む前は、ベテラン助産師のお産&育児の解説本かな~?と思ってました。
お産とはこうだから、こうしなさい、のような。
確かに著者の“ばあちゃん先生”こと坂本さんは、66年以上のキャリアを持つベテラン助産師さん!
4000人以上の赤ちゃんを取り上げてきた実績と、お母さんを支えてきた経験があります。
戦前、まだ日本に“病院で出産する”という概念がない時代から、お産を助けていた坂本さん。戦後にアメリカの指導で衛生的な医療技術とともに、現在のスタイルである病院で赤ちゃんを生むことが主流になったようです。
坂本さんの助産院は、ここでぜひ出産したい!という女性や、おっぱいが張って…赤ちゃんが泣き止まなくて…と駆け込む女性でいつも賑わっているようです。そしてその助産院を切り盛りする坂本さんの“にちにち”を、カラー写真で紹介しています。新聞記事では満潮と干潮欄は必ずチェックして、当日のお産の予測をするそう。
助産院でのお産の様子も載っています!
⚫妊娠初期~後期までの過ごし方、旦那さんの関わり方など。
⚫出産~産褥期。
⚫私生児~歩くようになるまで。
それぞれの時期に大切にしたいこと、心持ち、やってほしいことを押し付けがましくなく解説されています。
読んだあとには肩の力が抜けて、「気楽」にお産と子育てに臨めそう。
“親の仕事って、自分が主体となって「産む、育てる」ではないんです。赤ちゃん主体で「生まれる、育つ」のを丸ごと受け止め、助けていくことじゃないでしょうか。”
という坂本さんの言葉は、生命の力強さを伝えてくれます。
そして、頑張らないと!
って肩に力が入ってるのを、もっと自然に受け止めてみたら?と悠然とした姿勢に変えてくれる言葉がいっぱいです。
「大丈夫やで」と言ってほしいとき、心をほぐしてくれる一冊だと思います(о´∀`о)